夏目漱石の「夢十夜」上梓から100年。同作にインスパイアされた10人の人気作家が、「こんな夢を見た」という有名なフレーズから続く短編を描きました。少し怖いような神秘的なような不思議な短編ばかりで、とても面白かったです。普段敬遠しがちな道尾秀介、あさのあつこの作品が思いがけず心を打ちました。こういう新鮮な気づきがあるからアンソロジーは良い。小路幸也の短編の良かったです。道尾秀介「盲蛾」は、長編「獏の檻」の作中作とのことなので、今後長編も読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年3月1日
- 読了日 : 2017年3月1日
- 本棚登録日 : 2017年3月1日
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