少年犯罪の量刑のあり方と被害者家族の苦痛(苦痛という表現では十分ではないと思うが…)を描いた作品。
自分が被害者の親だったらと思うと、ものすごく感情移入してしまい、読むのが止まらなくなりました。
前に読んだ「人魚の眠る家」もそうでしたが、法律の抱える矛盾とその法律に翻弄される関係者という構図の中で「どれが正解?」と悩んでしまうテーマを扱うのが、本当にうまいと思います。
ラストがなんらかの形で一筋の光が見えて欲しかった…。
ですが読み応え十分。オススメです!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年9月25日
- 読了日 : 2022年9月25日
- 本棚登録日 : 2022年9月25日
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