現代語訳 上井覚兼日記―天正十年(一五八二)十一月~天正十一年(一五八三)十一月

著者 :
  • ヒムカ出版 (2020年11月1日発売)
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感想 : 3

ついこないだ買ってきたばかりなので読みかけですが、めちゃくちゃ面白いです。薩摩方言の古文書を読まずとも現代標準語に訳していただいてる幸せ。
このぐらい筆まめな日記書きが、推しでなくともせめて推しの家臣に居ればなぁ…と思います。日記というウェットな文書なので、勝手に甲斐宗運との和睦交渉進めた家久にツッコミ入れたり、米の取れ高が今の領地より少ないからって八代移封をダダコネ出した義弘に呆れたり、家臣、だいぶつらかったろうなぁ。途中で「ちょっと辞職して出家して伊勢参り行きたい」とか言い出す始末。そして腹痛の中慰留する義久とか面白過ぎるでしょ。中間管理職のやりきれない思いがめちゃくちゃ伝わる。
まだまだこの日記、読みかけなのに続刊あるの判ってるからな…でもこうしてバレること無いと思って付けていただろう日記が、時を超えて現代標準語訳されて出版されて、そこそこ全国の歴史趣味の人に読まれちゃうって上井覚兼さんもよもやよもやでしょうな…穴があったら入りたがっているかも知れない。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2020年11月19日
本棚登録日 : 2020年11月19日

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