ミス・マープルと十三の謎 (創元推理文庫 105-8)

  • 東京創元社 (1960年5月6日発売)
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感想 : 27
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「アガサ・クリスティー」の『ミス・マープルと13の謎』を読みました。

「ミス・マープル」モノは『パディントン発4時50分』以来ですね。

記念すべき「ミス・マープル」の初登場作品です。
1932年に刊行された短編集で、以下の十三編から構成されています。

■火曜ナイトクラブ
 - The Tuesday Night Club
■アスターテの祠
 - The Idol House of Astarte
■金塊
 - Ingots of Gold
■血に染まった敷石
 - The Bloodstained Pavement
■動機対機会
 - Motive v Opportunity
■聖ペテロの指の跡
  - The Thumb Mark of St Peter
■青いジェラニウム
 - The Blue Geranium
■お相手役
 - The Companion
■四人の容疑者
 - The Four Suspects
■クリスマスの悲劇
 - A Christmas Tragedy
■死の草
 - The Herb of Death
■バンガロー事件
 - The Affair at the Bungalow
■溺死
 - Death by Drowning

十三篇のうち十二編は過去に起こった事件(そのうちのひとつは計画しただけで実行されていない事件でしたが… )で、最後の「溺死」だけがリアルタイムに起こっている事件を描いた物語でした。

物語を語る人物だけが結末を知っている、過去に起こった事件を紹介して「ミス・マープル」が難なく事実を言い当てるという趣向も、それはそれでイイのですが、、、
やはりリアルタイムに起こっている事件を解決する作品の方が楽しめましたね。

「クリスティ」作品は、長篇も読み応えがあってイイですが、短編もイイですね。
特に「ミス・マープル」モノは、短編が似合っている感じがします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: <読む>ミステリ(海外)
感想投稿日 : 2022年3月26日
読了日 : 2008年6月18日
本棚登録日 : 2022年3月26日

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