日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年12月20日発売)
4.01
  • (88)
  • (113)
  • (60)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 1306
感想 : 127
4

日本軍がアジア・太平洋戦争にて劣勢に立たされていく状況を、病気や体力などあらゆる面から解き明かしている。
当時の過酷な有様がデータでこれでもか、と示されており、切なくなる。いわゆる特攻隊として人命を犠牲にしてほど続けたい戦いだったのだろうか?
なぜ政府はそうまでして戦争を続けようとしていたのか、と考えると、日本という国が失われることが怖かったのだろうか?
もしそうだとしたら、日本という国を守ろうと戦った当時の人達に敬意を表すと同時に、もっと戦争時代の日本政府の思惑や国民心理を知りたくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2019年8月24日
読了日 : 2019年8月24日
本棚登録日 : 2019年8月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする