50年以上連れ添った妻に、先立たれてしまった老人サム。最愛の妻がいなくなりだんだんと生気がなくなるサムのもとに、突然、白い犬が現れ、そこから互いに寄り添う生活がはじまる。著者テリー・ケーのご両親をモデルにした話。サム以外は決して触れることができなかった白い犬の存在は、この小説の要となっている。また、主人公のサムにはたくさんの子ども達がいたため、彼ら彼女から献身な愛を受けながら最期を迎えることになる。そんな家族愛もこの本の醍醐味。幅広い読者に勧められそうな、心暖まるファンタジー作品ではないかと思う。
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- 感想投稿日 : 2021年6月17日
- 読了日 : 2021年6月17日
- 本棚登録日 : 2021年6月17日
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