システム発注から導入までを成功させる90の鉄則 情シス・IT担当者[必携]

  • 技術評論社 (2017年4月12日発売)
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【著作権は必ず自社に帰属させる】
本文中では、ベンダ打ち切りの際に「著作権はウチにあるので、システムは最初から作りなおしてくれ」と要請される事態を紹介。このケース以外においても、クラウド・サービスにおいても注意が必要。

【瑕疵担保期間は1年を基準とする】
決算や年末年始、特定イベントを考慮すると1年必要。民法上も「瑕疵修補期間」も1年と定められている。損害賠償責任期間も同様。

【見送り機能は丁重に取り扱う】
検討で見送りとした機能は「要求機能一覧」から削除せずに残し、見送った理由・解決方法を明記する。蒸し返しが発生してしまう。

【課題管理は進捗を訊くだけでは意味がない】
停滞の原因は「ネクストアクションが明確でない。」「実は課題をよく理解していない」。⇒PMは訊きに回ってボトルネックを見つけ真の原因を除去する。

【面従腹背はプロジェクトを転覆させる】
PMの管理が厳しくなると面従腹背が発生し、プロジェクトは悪循環に陥る。⇒PMは訊きに回ってボトルネックを見つけ真の原因を除去する。

【障害管理表はボールを止めない】
「いまボールを誰がもっているのか」。障害を理解し、解決へのストーリー・ステップを描く。



※ちなみに2・3週前の東洋経済で特集されていましたが、2019施行予定の改正民法では、「不具合が有る事実を知ったときから1年間」となるようです。http://www.techvan.co.jp/media/quality/civil-code

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2017年9月13日
読了日 : 2017年9月13日
本棚登録日 : 2017年9月13日

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