貿易商の父が横領罪で投獄されたが、彼の無実を信じる娘メラル。侍女として働き父の保釈金を稼いでいた彼女に、主人からとある依頼を受ける。それは預言者の血を引くといわれる聖裔(サイイド)で侍女として働いて欲しいというものだった。快く引き受け依頼先の屋敷へ向かった彼女が出会ったのは、その高貴な身分とは不相応の身なりをした変わった青年で──。エルトゥールル帝国シリーズ第7弾。
一応単独でも読了できる作品ですが、通読すると登場人物のつながりが分かり、より楽しめるシリーズ。わたしの場合、シリーズ第1弾『囚われの歌姫』のみ約1年半前に読了したっきりなので、ラフィークの物語はどうだったか殆ど覚えていない。初対面の主人公に酷いことをしたことぐらいしか記憶にない(笑)今回の主人公メラルはめちゃくちゃ鈍い性格と位置付けられているが、ルトフィーの態度分かりづらいとは思う。読者向けに彼の心境描いているから、随分前から気遣ってくれること分かるけれどさ。少女小説の王道の展開で安心して読め楽しく読了でき良かった。とりあえず出版順に追っかけてみようかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(YA向け)
- 感想投稿日 : 2017年1月14日
- 読了日 : 2017年1月12日
- 本棚登録日 : 2017年1月14日
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