第1〜6(最終)話収録。
ある陶芸家が作ったねんどの女の子″ねね″が、人間の心を持ち動けるようになるお話。書籍化された藤田作品で1番好きな作品です。『ケロケロちゃいむ』のミモリ同様、天然ボケなねねだけれど、ねねの方が感情移入しやすいからかも。全焼した学校を前に遥への言葉、生理について悩むところ、そして終盤に人間になりたいと考えたきっかけを思い出すところ。彼女なりに精一杯考えたんだろうなと感じるから。あと本作のおかげで、モノが人間の心を持つお話が好きになったのかもしれない。終わり方もすっきりしている良作です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画(作者は行)
- 感想投稿日 : 2008年4月1日
- 読了日 : 2014年9月19日
- 本棚登録日 : 2008年4月1日
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