星のハーモニー (白泉社文庫 ひ 1-8)

  • 白泉社 (2002年9月1日発売)
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本棚登録 : 103
感想 : 6

お人好しの穂積ゆきこは、同級生の和田祐介に、何でもかんでも頼みごとを引き受けるなと叱られてばかり。そんなある日、同級生から、和田は穂積に惚れている、とからかわれてーー。「星のハーモニー」から始まる「和田君とゆきこのシリーズ」などを収録した初期傑作集。
このシリーズが大好きです(*^^*)ゆきこのことをほおっておけなくて、ついついきつく言っちゃう和田くんが可愛い!また、ゆきこを読者に愛されるキャラクターに出来るのは、本当に素晴らしいと思います。私の場合、お人好しすぎるキャラクターを偽善者のように感じることがしばしばあります。有名作品だと、透(高屋菜月さんの『フルーツバスケット』の主人公)とか。それがひかわきょうこさんの場合は素直に受け止められるんです。解説の中山美穂さんがおっしゃる通り、ひかわきょうこさんの人柄が出ているんだな〜と思いました。続編「冬の空と雪の白」も好きですが、文庫未収録の「わたしの銀河鉄道」が本当に二人はお似合いだと思わせてくれます。なんで一緒に入れてくれなかったんだ!気になる方は単行本『時間をとめて待っていて』2巻をチェック。この文庫は『彼方から』のチモの元ネタのような怪物が出る「魔法にかかった夏休み」や珍しく大人びたヒロインが登場する「P・Mー ドリーム ー」「羊たちのマーチ」を収録と、ファン必読の作品が盛り沢山だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画(作者は行)
感想投稿日 : 2013年9月12日
読了日 : 2011年5月6日
本棚登録日 : 2013年9月12日

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