これは、こねこのおはなしではありません。子猫を見つけたいぬのおはなしでもありません。こねこをみつけたいぬをさんぽさせているかいぬしのおはなしでもありません。
じゃあいったい、なんのおはなしなの?
「の」という絵本がある。だんだん修飾語が長くなっていくところが似ている。最後の最後までいったいこれはなんのおはなしなの?と疑問に思い続けて、なるほどなあと終わるのがいい。カーソン・エリスの絵はなんとも言えない安心感があるし、石津ちひろさんの訳は読み心地がいいなあ。
だれかひとりがえらいわけではない。なにごとも、みんなで力を合わせるからできているのだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
翻訳(絵本)
- 感想投稿日 : 2023年4月2日
- 読了日 : 2023年4月2日
- 本棚登録日 : 2023年2月16日
みんなの感想をみる