ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年7月24日発売)
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感想 : 3
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椙本孝思『ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係』角川文庫。

予想外の大仕掛けに驚かされた衝撃の警察小説。見事な仕掛けなのに、ストーリーと文章に粗さが目立つのが何とも残念。もう少し細部に拘っていれば大傑作だったに違いない。

宗教都市・深石市で、五体はバラバラで頭部は電子レンジで加熱調理されているという過去に例を見ない凄惨極まる殺人事件が発生する。現場に駆け付けた刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道は被害者が現役警察官であることを知り、事件の背後に巨悪の影を感じるのだが……

タイトルの『ハイエナの微睡』が無理矢理っぽいし、美弥子に都を引っ掛けたのもあからさま過ぎるし、この辺りも含めてもう少し巧妙に細部に拘っていればなぁ……勿体ない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2018年8月6日
読了日 : 2018年8月6日
本棚登録日 : 2018年8月5日

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