内田康夫『遺譜 浅見光彦最後の事件 下』角川文庫。
上巻ではヴェングラーの楽譜を預かっていた忌部という人物が何者かに殺害され、挙げ句に楽譜まで何者かに盗まれる。どうやら戦時中のドイツと日本の秘密めいたことが一連の事件に関連しているようだ。
読み終えれば、年月の長さだけを感じる大したことのない事件で、退屈な時間を費やした虚しさだけが残った。やはり、このようなソフトボイルド探偵小説は性に合わないのだとあらためて思った。
本体価格680円(貰い物0円)
★★★
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2020年6月3日
- 読了日 : 2020年6月3日
- 本棚登録日 : 2020年6月2日
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