移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年4月24日発売)
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感想 : 8
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安田峰俊『移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々』角川文庫。

2015年に刊行されたルポルタージュ作品を加筆修正、文庫化。

以前読んだこの著者の『和僑』と同様、主張するところが見えず、全体的にぼやけた印象で何も心に響くものが無い。移民、棄民、遺民と呼ばれる人びとが居るよみないな感じで、全くつまらない。

国家の政治情勢や紛争により移民を余儀無くされた人びと、国家により切り捨てられた人びと、国家を失い、遺民とならざるを得なかった人びと。日本に渡り、新たな生活を始め日本に馴染んでも、或いは二世として日本で産まれたとしても、本当の意味で日本にも母国にも居場所は無いという空虚感。彼らから見た日本と世界は……

本体価格840円
★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2019年5月21日
読了日 : 2019年5月21日
本棚登録日 : 2019年5月20日

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