正義の翼 警視庁53教場 (4) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年12月24日発売)
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感想 : 16
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吉川英梨『正義の翼 警視庁53教場』角川文庫。

シリーズ第4弾。長岡弘樹の『教場』シリーズの主人公・風間公親が硬派ならば、本作の主人公・五味京介は教え子に手を付ける辺りは間違いなく超の付く軟派だろう。ということで、またまた五味京介と瀬山綾乃のロマンスと53教場で起こる事件とがハーフ&ハーフで綴られるのかと思ったら、何ともハードな展開に。そうだった。吉川英梨はまるで何かの覚悟を決めたかのように『十三階の女』から路線を変更したのだった。

後半からの思いもよらぬ展開に驚かされながら、吉川英梨の術中にはまっていく。

ゾッとするような結末。まさかそんな悲惨なことが五味と綾乃に降りかかるとは思わないが……

本体価格720円
★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2020年1月20日
読了日 : 2020年1月20日
本棚登録日 : 2020年1月20日

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