お電話かわりました名探偵です (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年12月24日発売)
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本棚登録 : 370
感想 : 37
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佐藤青南『お電話かわりました名探偵です』角川文庫。

県警本部の通信指令室を舞台にした連作ミステリー。書き下ろし短編5編を収録。

君野いぶきは、電話の情報だけで事件を解決する伝説の指令課員で、『万里眼』と呼ばれていた。『閻魔様』から今度は『万里眼』。安楽椅子探偵的な設定で、軽く読めるのに謎解きもあり、まあまあ面白い。しかし、ストーリーがあっさりし過ぎていて、『閻魔様』の方が面白いかな。

『CACE 1 家を盗まれた女』。深夜に買い物に行き、帰って来たら家を盗まれたと言う老女。老女の代わりに県警本部の通信指令室に通報した若い女性。通報を受けた早乙女廉は『イエが盗まれた』という一報に動揺していると、先輩の君野いぶきが割り込んで来る。

『CACE 2 誰かが大根を食べた』。留守中の部屋に忍び込み、大根を1cm食べ、炭酸水を飲んで、綿棒を1本使ったのは誰なのか。通報者の疑問に君野いぶきが挑む。

『CACE 3 マンションに潜む幽霊』。マンションの上の部屋から聞こえる子供の足音の謎に君野いぶきが挑む。

『CACE 4 幻の落書き魔』。セキュリティのしっかりした高級住宅地にある政治家の家で起きた落書き事件。誰がどうやって書いたのかという謎に君野いぶきが挑む。

『CACE 5 人を呪わば』。男女の恋のもつれから……5編目となると少し厭きてきたな。

本体価格680円
★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2021年1月30日
読了日 : 2021年1月30日
本棚登録日 : 2021年1月29日

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