昭和天皇物語 (9) (ビッグコミックス)

  • 小学館 (2021年10月29日発売)
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本棚登録 : 204
感想 : 19
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能條純一『昭和天皇物語 (9)』小学館。

昭和という激動の時代に若くして天皇となった裕仁の苦悩が描かれる。時代と共に皇室の形は大きく変わったが、国民の模範であろうとする天皇は変わることが無いようだ。天皇、政府、陸軍とそれぞれが相容れない願望と信念で異なる道を模索する。若き天皇の下した決断は……

昭和6年。中国大陸で日本の陸軍『関東軍』が暴走し、溥儀を担ぎ上げ、満州国の建国を画策する。陸軍の暴走を食い止めようと決断を下した天皇だったが……

最近の皇族の結婚騒動を見ると、皇室というよりも宮内庁のインテリジェンスの質の低下が招いた騒動であるように見える。皇族の結婚相手の本質も見極められない宮内庁の体たらくぶりには呆れ返るばかりだ。

定価750円
★★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2021年10月30日
読了日 : 2021年10月30日
本棚登録日 : 2021年10月30日

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