警視庁捜査一課の刑事達があのルーシー事件の犯人を追い詰めるまでと刑事達のその後を描いたノンフィクション。
当時、世間を震撼させた猟奇事件の犯人がいかに卑劣で凶悪であったことが解る。日本人、外国人を問わず若い女性を言葉巧みに誘い、薬物を用いて朦朧状態にし、凌辱するという卑劣な犯行。犯人はルーシーさんを始め、数人を死に至らしめ、他にも被害者は200人を超え、犯行の一部始終をビデオに記録していたという。
連日、厳しい捜査を進める刑事達の執念、犯罪への憎しみがひしひしと感じられる。手掛りの少ない中での事件解決は、まさにこうした刑事達の執念と言える。
本編も非常に良いのだが、あとがきも良い。刑事達の思いが伝わる素晴らしいあとがきである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2013年4月20日
- 読了日 : 2013年4月20日
- 本棚登録日 : 2013年4月19日
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