山行記 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年5月10日発売)
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本棚登録 : 59
感想 : 11
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内科の勤務医であり、芥川賞受賞作家が描いた山の紀行文集。

山の面白さも描かれているのだが、それを手放しに楽しむことは出来ず、山の紀行文というよりも、著者自身が心の在処を探し続ける旅を綴っているように思えた。というのも、著者が芥川賞受賞後から鬱病に苦しみながらも、勤務医と作家の二足のわらじを履き続け、50歳にして山歩きという拠り所を見付けたかのように読み取れるのだ。

『ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳』『何度でも浅間山』『つれられて白峰三山』『山を下りてから』の4編に『あとがき』と『文庫版あとがき』『作品関連地略図』を収録。解説は市毛良枝。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2016年5月22日
読了日 : 2016年5月22日
本棚登録日 : 2016年5月22日

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