裁かれざる殺人: 警視庁死番係 (徳間文庫 き 22-1)

著者 :
  • 徳間書店 (2009年7月3日発売)
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 6
4

非常に面白い警察小説。初めて読む作家だが、面白そうと直感し、徳間文庫の既刊四冊をオトナ買いしたのだ。結果として、直感に間違いは無かった。

警察小説によくあるキャリアとノンキャリアの構図、真犯人探しの妙が織り込まれ、さらにはマスコミに撹乱される警察が上手く描かれている。

キャリアの伊神、主人公のノンキャリア叩き上げの辰野、古武術の使い手のマドンナお竜、キャリアでいながら現場主義の旭といった登場人物が皆、魅力的であるのも非常に良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2012年9月26日
読了日 : 2012年9月26日
本棚登録日 : 2012年9月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする