極大射程 下 (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社 (2013年6月29日発売)
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本棚登録 : 226
感想 : 25
5

爽快な読了感を持つ類い稀なる冒険小説。男たるもの、こうありたいというような人物がボブ・リー・スワガーであり、ボブ・リーの父親アール・スワガーの物語も、現在進行形の息子レイ・クルーズの物語も、全てこの作品から始まるのだ。

凶悪な狙撃犯として、全米を敵に回したボブ・リー・スワガーは自らの無実より、己れの信念のまま正義を貫く…そして、結末は…

スティーヴン・ハンターのマニアックなまでの銃火器の緻密な描写にも驚かされるが、何よりも冒険小説の中にミステリーの要素をふんだんに盛り込み、予想も出来ぬ結末を用意しているところが凄い。

未読の方は是非、読んでみては。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2013年7月4日
読了日 : 2013年7月4日
本棚登録日 : 2013年7月2日

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