ミステリマガジン 2015年 01月号 [雑誌]

  • 早川書房 (2014年11月25日発売)
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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毎年恒例のミステリランキングの季節がやって来た。口火を切るのが、この『ミステリマガジン 1月号』である。以前は別冊だったと思う。特に海外ミステリで読み落とした面白そうな作品をチェックするのに活用している。

今年は大賞が、ピエール・ルメートルの『その女アレックス』で既読作品であった事にホッとする。確かに面白い作品であったが、もっと他に優れた作品があったようにも思う。ジェイムズ・トンプソンの『凍氷』、アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムの『三秒間の死角』のベスト10入りは妥当かと。個人的にはベスト20に入ったマイクル・コナリーの『ナイン・ドラゴンズ』はベスト10でもおかしくない作品だと思う。読むか読むまいか、迷いに迷ったテリー・ヘイズの『ピルグリム』は読む価値ありか。

それにしても、今年の8月にジェイムズ・トンプソンが亡くなっていたとは。

ランキング外だが、面白かったのは、マーク・グリーニーの『暗殺者の鎮魂』『暗殺者の復讐』、マックス・ベントーの『羽男』、スティーヴン・ハンターの『第三の銃弾』、ブレイク・クラウチの『パインズ ー美しい地獄ー』、カーラ・ノートンの『密室の王』、サイモン・カーニックの『ハイスピード!』、リー・チャイルドの『最重要容疑者』。

今年の各種ミステリランキングは波乱の予感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2014年11月29日
読了日 : 2014年11月29日
本棚登録日 : 2014年11月29日

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