進撃の巨人(12) (講談社コミックス)

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本棚登録 : 3149
レビュー : 180
著者 :
3cheers4GIPSさん 最高のエンターテインメント。まず読め!   読み終わった 

下馬評としてはネ申とまで言われた、進撃の巨人12巻。

ところがわたし、こう、大局をつかめないタイプというか地図が読めないというか、どうも続きものを都度理解する能力に欠けておりまして。
テラフォーマーズしかり彼岸島しかり、最新刊が出るたびに毎回、その二つ三つ前の巻にもどらないと理解できません、と。
これも一種の加齢による現象なのかしら。とか思いつつ、なかなか漫画喫茶に行きながらも辿り着けず。


漫画家の人ってすごいな、って思うのは、一度読んだ時にはあれ、誤植かな?とか、お?と、軽く読み飛ばしていたごく最初の場面なんかの細かい誤謬が、あれよあれよと回収されてく時です。
この巻がネ申といわれるのもなっとく。
前述のような理由で10-11巻を読んだおかげでよけい、自分のなかの「あれっ?」がシュルシュル回収され、読み終えて「おー!ネ申!」
あの2人の変にかみ合わない会話、妙にクローズアップされるあの人の態度やあの人の回想がここで、「 」ですよ!
(いや、カッコ内反転文字で書いたりしてないから、すいません)


しかしこの作品、ゲーム世代、アニメ世代の作品よね。ややもすればセカイ系の香りさえするミカサのエレンへの思い入れ、ミカサのツンデレ?的な極端なキャラ設定、大胆に人が死んでゆくジェノサイド設定。wikiによれば出版サイドからも、「人体の断面を描いてはいけない」という程度の表現規制しか受けていないらしいです。ブラボー。

昔は、漫画ばっかり読んでたらどう、とか怒られたもんですけど、こんなに緻密な世界設定をみせられたらもう、その努力と長期的展望を備えた視野を、かえって学んだらどうか、って、あたしなんかは思ってしまう。



どうせ読むならぐぐっとありえない設定にぶん投げられたい。座ったままで世界が反転するようなぐるんぐるんの浮遊感プリーズ!のわたしにはぴったりの読書でした、ね。
そんじょそこらのランドに行くくらい楽しかった。うん、満足、御褒美読書。

レビュー投稿日
2014年2月23日
読了日
2014年2月23日
本棚登録日
2014年2月23日
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