破壊戦 新冷戦時代の秘密工作 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年12月10日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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日経新聞記者によるロシアが実施するハイブリッド戦を自身の取材を踏まえて解説した本。ロシアが暗殺、デマ拡散、ハッカー攻撃を実施していることは知識として知っていたものの、この攻撃によって被害を受けた人々の話はとても心にくるものがあった。

本書を読んで、ロシアが実施するハイブリッド戦はまさに使用できる手段をすべて駆使して対象国の脆弱性を攻撃する戦術であることがわかる。フィンランドへの移民を通した圧力、イギリスでの資金洗浄、カネを用いた仲間の形成についてはよく知らなかったので、とても参考になった。

ロシアの言説には、若干納得のいくような話も多く、中立的であろうとしてロシアの行動を批判しないということこそがロシアの術中にハマっていることを認識した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2021年3月12日
読了日 : 2021年3月12日
本棚登録日 : 2021年3月12日

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