日本のプロレタリア文学。著者である小林多喜二自身、本書を出したことにより当時の政府に拘束されてしまったことは歴史の時間に習った。幼い頃はプロレタリアが何なのかよく分からず、何が悪いことなのか理解できなかった。しかし実際に本書を読んでみると、非常に強いメッセージを否が応でも感じてしまう。本書での表現はとても生々しく、読んでいて痛々しい箇所が多い。ただそれにより、ブルジョワに搾取される労働者の悲惨な状況を鮮明に焼き付ける。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年1月21日
- 読了日 : 2019年3月9日
- 本棚登録日 : 2021年1月21日
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