1989年に出版された本ですが、ここで述べられている問題は少しも古くなることなく、近代と現代の世界をどのようにトータルに把握するか、自分なりの世界観をどのようにして構築するか、という課題を、大好きな映画を通して掴もうとする、著者、佐藤忠男さんの真摯な態度と考察で貫かれています。
映画のことを、少し広い視野で考え始めようとしている人にはおすすめの一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年9月4日
- 読了日 : 2013年9月4日
- 本棚登録日 : 2013年8月27日
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