面白いですね。湯浅芳子という人物、また、中條(宮本)百合子という人物が生き生きと描かれています。著者は湯浅芳子を正当に評価、紹介する目的で書いているので、百合子に対して少し厳しい面もあるかと思いますが、二人が一緒に暮らした大正末期から昭和はじめの日本人女性の生き方を考えさせてくれます。著者が二人の心情を代弁して書いている内容が事実と言えるかどうか、私には判断する知識も能力もありませんが、その意味付は読者一人一人が考えるべきことでしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済、社会
- 感想投稿日 : 2015年5月9日
- 読了日 : 2015年5月9日
- 本棚登録日 : 2015年4月13日
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