知ってるつもり――無知の科学

  • 早川書房 (2018年4月4日発売)
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本棚登録 : 1690
感想 : 114
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最初から最後まで、共感の嵐でめちゃくちゃ良かったです。

特に結びは抜群でここだけでも読む価値あり。

中では、人がいかに無知であるか、その上で人が知ったつもりになってしまう理由、そしてそのことの価値、について書かれています。

“無知”と聞くと、ソクラテスの無知の知を思い浮かべる方も多いと思いますが、この本はそれを少なからず引用しつつも、知らないことを知ろうみたいな浅い結論では終わりません。

特に印象的だったのは、知らないことを知らないこと、つまり無知の知、作中では知識の錯覚、を否定するのではなく、あくまで必要なことであると肯定し、論を進めていたことです。

とても納得感のある説明があり、確かにそうだよな〜と頷くばかりでした。

みなさんの周りにいる偏った考えを振りかざしてくる全能感を覚えてる無能なあの人に、勧めてあげましょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月3日
読了日 : 2024年3月3日
本棚登録日 : 2024年3月3日

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