レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方

  • ダイヤモンド社 (2021年12月2日発売)
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感想 : 34
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LEGOの変遷が分かる本。特許切れから始まったレゴの衰退、テレビゲームというライバルの台頭、事業の多角化による経営悪化、原点に戻りレゴブロックへ注力、少しずつ経営改善、レゴのブランド化、といったストーリーで、特に驚きはなく、よくある浮き沈みだなあという印象。あと、会社経営とはなんぞや、みたいな話が多くて、期待はずれ。

ただ、レゴブロックそのものの話はとても興味深くておもしろかった。
レゴブロックは、正解のない社会で生きていくうえで必要な創造力、考えぬく力、を発掘するツールになりえるという話は壮大でしたが、とても共感できました。また、自動車を例に挙げたモジュール戦略ともレゴブロックは結びつきを感じました。他スマートフォン、家電をはじめ、1から全てを作るメーカーは現代には多くなく、組み合わせを競う社会になっているというところから、その本質はレゴブロックと似通っているように思えます。読んでいて、子供のころに異常な集中力でレゴブロックを遊んでいたことを思い出しました。振り返ってみるとあのような体験は他では中々できなかったなあと思います。
久しぶりにレゴブロックやりたいなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年7月20日
読了日 : 2024年7月20日
本棚登録日 : 2024年7月9日

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