嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

  • 文藝春秋 (2021年9月24日発売)
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ノンフィクションを読んで初めて涙が出た。

弱小球団の中日ドラゴンズを8年間指揮して、4度リーグ優勝させた名将"落合博満"。
圧倒的実績とは裏腹に、球団・選手・記者・ファンから嫌われた監督。
勝利以外のあらゆるものから解脱し僧となった落合の胸熱くなる8年間の記録。

戦力外通告という球団幹部の仕事を自らやり、選手とスタッフのクビを切る落合。
秘密主義で記者の質問に答えない落合。
ランナーが出ると決まってバントの指示を出し、徹底した守備野球でファンからつまらないと呼ばれる落合。

そんな落合は8年目のリーグ優勝した年に球団からクビを切られた。
しかし、8年間をともにした選手とファンはそれを聞いて涙した。

2022年ノンフィクション本大賞ノミネート作。
"プロとは何か?"を知れる、野球ファン必読の一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月2日
読了日 : 2022年10月2日
本棚登録日 : 2022年9月24日

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コメント 2件

アールグレイさんのコメント
2022/10/02

こんばんは★なべさん(^_^)/
昔々の話になりますが、父は中日のファンでした。
勝った日はいいのですが、負けた日にはご機嫌が悪くなり、大変でした。20年も前ですが、今思うと懐かしさを感じます。
失礼致しました。
m(._.)m

なべさんのコメント
2022/10/02

アールグレイさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

私はホークスファンですが、本書を楽しめました。中日ファンにはたまらない一冊だと思います。

これからも、よろしくお願いします。

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