悪意 (講談社文庫)

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本棚登録 : 15401
レビュー : 1475
著者 :
盆さん  未設定  読み終わった 

殺人事件の犯人である野々口が描く「小説」と、その「小説」を論理的に証明しようとする刑事加賀の推理が語り口調で読みやすかった。

「小説」は独白する形で会話や状況が書かれているため、犯人の自供の一種として何も疑う事なく読み進めていた。そして推理も「小説」に沿って真実となっていく…かのように思っていた。加賀は野々口を以前から知っていたこともあり、殺害動機を疑問に思い深く捜査していく。すると「小説」はあくまでフィクションである事が分かり、本題の悪意へと最終的に繋がっていく。

よく悪意ある表現などと使われるが、本人はあまり意識せず信念や根本にある考えから用いられるんだなと気づいた。現代社会の多様な価値観を学ぶ際には、是非気をつけようと思う。

レビュー投稿日
2019年6月19日
読了日
2019年6月19日
本棚登録日
2019年6月19日
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