
読んだ冊数は少ないですが、穂村さんのエッセイ集で一番好きです。歌人、穂村さんの食べ物に関するエッセイですが、かなり視点が独特です。食べ物に関するエッセイとはいっても、食べ物のアレが美味しい、コレが美味しいなんて話がメインなわけではありません。納豆やお好み焼きのタネを混ぜる時、“混ぜ魂"が自分には欠けているだの、料理を素敵に紹介してくれるソムリエと逆の存在、"逆ソムリエ"が脳内で囁きかけてくるだのといった、一風変わった食の話。それが穂村さんのほのぼのとする文で綴られ、思わず笑ってしまう、破顔のエッセイ集となっています。きっと誰でも楽しめる本です。
- レビュー投稿日
- 2014年12月28日
- 読了日
- 2014年11月17日
- 本棚登録日
- 2014年11月17日
『君がいない夜のごはん』のレビューへのコメント
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