著者が実践されている、高校・物理の授業づくりが、どのような背景や意図をもって構成されているかが書かれています。
物理、といってもその内容ではなく、表題の通りの「アクティブラーニング」を成立させているスキルが小分けにされています。
「主体的・対話的で深い学び」への道のりはいくつもあって、その方法は様々だけれど、実践者にはそれぞれに多くの意図と配慮があります。
その配慮の切り口を著者は「カウンセリング」として書いているが、多くの教師の日常の配慮に重なる点もあり、読み手には勇気付けられる部分もあるのではないでしょうか。
「カウンセリング」のみならず、「コーチング」「コーディネーション」「ファシリテーション」といったものと重なる点も多くあります。だからこそ、カウンセリングを知らずとも授業づくりの視点を得るには興味深い内容だと感じています。
同年の著作「7つの習慣×アクティブラーニング」と合わせて読むことも効果的ではないでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2018年2月4日
- 読了日 : 2018年2月4日
- 本棚登録日 : 2018年2月4日
みんなの感想をみる