光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

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本棚登録 : 10459
レビュー : 1278
著者 :
京町正巳さん  未設定  読み終わった 

 まず、連作短編集という形式が好きなので、のめり込むには早かった。どの部分がどう繋がっているのか、考えるだけでも昂るのに、気がつけた時はなおさらだ。
 「常野」という言葉の由来「権力を持たず、群れず、常に在野の存在であれ」が心に残っている。えてして人智を超越した能力を得た人々は、その力に奢り、振りかざしそうなものであるが、人間よりも人間らしく、慎ましく生きていることに、魅力を感じた。そんな常野一族が表題作である光の帝国で、能力を持たない人間たちに研究対象として蹂躙されるのはなんだかやるせなかった。
 個人的には「歴史の時間」「黒い塔」の二作の繋がりが気に入っている。シリーズ作品も手に取ってみたい。

レビュー投稿日
2019年3月8日
読了日
2019年3月8日
本棚登録日
2019年3月8日
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