悪党たちのジャムセッション (角川文庫)

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感想 : 4
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❖主人公ドートマンダーのツキのなさがため結果してそうなるのか、気のいい相棒ケルプ(ある種疫病神?)が足をひっぱるせいなのか、あるいはその両方か・・毎度トラブルが生じてどんどん事態がヘンな方に転がっていくというシリーズ展開。腐れ縁の関係にある二人、相棒に対し被害妄想(?)抱く主人公の口吻がおかしかった。それを描写する筆致(語り口)がさえているからふたりの凸凹ぶりが映えるのである。ただ終盤の英国が舞台となるドタバタ劇ではやや冗長が感じられた。その失速に遭うまでは物語世界の愉しさ(幸福感)にひたることができた。

《窃盗の現行犯で囚われていたドートマンダーの元に敏腕弁護士が現れる。無罪と引き換えに仕事を請けろ、という。依頼人は金持ちの絵画コレクターで、自分の所有する絵を盗んで欲しいらしい。偽装盗難をでっち上げ、保険金をだまし取る算段なのだ。依頼人から絵を盗む、単純なこの仕事は楽勝かに見えた。しかし、“疫病神”ケルプが登場し、盗んだ絵まで盗まれて…絶体絶命のピンチに陥ったドートマンダーだが、今度こそ大金を手に出来るのか!?間抜けで冴えないけれど、なんだか憎めない小悪党たちの競演。大好評シリーズ第四弾。》(アマゾン紹介記事)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2016年2月24日
読了日 : 2016年2月23日
本棚登録日 : 2016年2月24日

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