こういう本はちょっとでも読者に「本読みたい!」という気分にさせれば成功だと思う。
著者に「人生を変えようと思わなければ読書なんてする必要ありませんよ」と、云われたように感じて、ならば、と、逆に読んでみたくなった。
内容は他の読書のススメ本で読み、既知のものも多かったが、読書へのモチベーションを高めてくれる。
ただ、人生を本気で変えようと思えば、本ばかり読んでちゃいけないね、とも思う。
周知のことでしょうけれど。
文章は読みやすく、ぐいぐい読んでいける。
いちばん、筆が乗ってるな、と思ったのは資本主義というOSについての最終章だった。
人間、自分のフィールドを語ると生き生きしますね。
さらっと紹介されている本は古典が多く、私には難解なものだったが、例えに使っている映画のタイトルが馴染み深く、遠い存在なのに著者に親しみを覚えた。
『マッド・マックス』『ゼイリブ』『燃えよドラゴン』…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年6月16日
- 読了日 : 2024年6月16日
- 本棚登録日 : 2024年6月16日
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