
ひりつくような熱い青春もの。
平成元年。
宮崎勤の事件などもあり、漫画=オタク=犯罪者予備軍というような風潮もある中、漫画家を志し漫画専門学校に入学した歩と黒田と宇治山。
彼等の友情と、漫画家デビューを目指す過程を描く。
主人公・歩が漫画家目指して半年の元野球少年、という設定のおかげで漫画ってどうやって描くの?ってところから入っていくので分かりやすかった。
あと、平成の風俗や事件やファッションが懐かしく、ああ、これあったよねえ、とか、思い出しながら楽しく読める。
文字も大きく、平易な言葉遣いで、ひらがなも多め、すらすら読めるので読み応えないかと思えばいやいや、どうしてなかなか。魅力的なキャラクター(滝先生好き!)とそうそう、これこれ!なストーリー展開で心地よく浸れた。
大分が舞台なのでそちら方面にゆかりのある方なら、さらに楽しめそう。
- レビュー投稿日
- 2019年7月9日
- 読了日
- 2019年7月9日
- 本棚登録日
- 2019年4月16日
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