リアルタイムで観ていた。
もう17年も前なので、不出来な頭ではほとんど覚えていなかったけれど、あの頃、毎週、正座をして、この『すいか』の世界に触れていたときの気持ちを思い出した。
ドラマを観ている間、吸って吐いている空気まで特別になるような、煌めいた時間を過ごさせていただいた、自分にとって大切な存在のドラマ。
すべてはこの木皿泉さんのシナリオから始まったんですね。
名シーン、名台詞のオンパレードで毎話泣いてしまった。
ド派手な展開もないのだけれど、小さな日常を淡々とコミカルに描いていて、そういう日常が奇跡なんだよ、と教えてくれる。
木皿さんのシナリオは甘さと苦さとしょっぱさが、ちょうどいいさじ加減でミックスされていて、毎回後を引くのだ。
地味なドラマなので、肩透かしをくらう人もいるかもしれないが、ハマる人はものすごくハマる(かもしれない)。
私のエバーグリーン。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
シナリオ
- 感想投稿日 : 2020年8月17日
- 読了日 : 2020年8月14日
- 本棚登録日 : 2020年8月13日
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2020/08/17