私は存在が空気

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本棚登録 : 822
レビュー : 127
著者 :
5552さん 日本の小説   読み終わった 

乙一、じゃなくて中田さんの優しさが心に染みる短編集でした。

中田さんは作品の中で、弱々しく、馬鹿にされている人間達に‘超能力’という‘力’を与える。
それは『サイキック人生』の少女の一世一代の‘優しい嘘’みたいなものかもしれない。
それを偽善と思う人もいるかもしれないけど、偽善でも救われる人もいる。

『私は存在が空気』は『暗いところで待ち合わせ』を、『ファイヤースターター湯川さん』は小説『ジョジョ』を思い起こさせる。

お気に入り作品は『少年ジャンパー』。
博多弁が心地よく、スケールが小さいようで大きいのが好み。

お気に入りキャラは『ファイヤースターター湯川さん』の片腕がなく、吃音でチック症の溝呂木。
ギャップにしびれる。

『ファイヤースターター湯川さん』のラストのあの台詞は、もしかしたら中田さんが自分の息子に捧げた台詞かな。前読んだ『ダヴィンチ』で二年前に息子が生まれた、とか書いてあった気がする。

レビュー投稿日
2017年9月28日
読了日
2017年9月28日
本棚登録日
2017年9月23日
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