The White Man's Burden: Why the West's Efforts to Aid the Rest Have Done So Much Ill and So Little Good
- Penguin Publishing Group (2007年2月27日発売)


途上国の発展のために莫大な金を投じているにもかかわらず、成果を上げられない国連・世銀・他国際機構等を痛烈に批判した本著。著者は援助金の拡大が国際問題の解決のための一番の策だとするサックス氏とは対極に位置する人物。ただ闇雲に援助金をばら撒くのではなく、途上国の人達が本当に必要なものは何かを見極め、各国・各地域に合った対策を講じるべきだと熱弁する。悲観的であるがゆえの現実的な姿勢に、どこか楽観的過ぎる気がしたサックス氏よりも説得力を感じた。国際開発に興味がある人には必読の著。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2010
- 感想投稿日 : 2010年11月12日
- 読了日 : 2010年11月12日
- 本棚登録日 : 2010年11月12日
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