継母の連れ子が元カノだった たとえ恋人じゃなくたって (2) (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA (2019年5月1日発売)
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本棚登録 : 370
感想 : 9
5

今巻は、新ヒロインが目玉かと思いきやそれは後半部分の話でした。

前半部分は、きょうだい間でまたもや一悶着ある話でした。
新ヒロインが始めから登場しないのには驚きましたが、この前半部分もかなり面白い仕上がりとなっており、いつも通り時系列を恋人時代とリンクさせながら進めていくのも、対比が感じられて良かったです。

後半部分は、新ヒロインのお話でした。
この新ヒロインもとても魅力的なキャラクターで、ページをめくる手が止まりませんでした。
このヒロインの行く末がとても気になります。

一巻から思っていたことですが、作者の書き方がとても上手いと今作も感じました。
登場人物の心情はもちろん、風景等の描写に至るまで、作者の語彙力には驚かされます。
読者の解釈の余地を残しつつ、その解釈に色を付けるような表現力に私はとても引き込まれました。

次巻も早急に読みたいと思います。

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感想投稿日 : 2021年2月21日
本棚登録日 : 2021年2月18日

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