ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

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本棚登録 : 13218
レビュー : 1838
著者 :
もちこさん 図書館で借りた本   読み終わった 

ぼくは勉強ができない

初めてこのタイトルを見たとき、とても興味をそそられてしまった。


17歳の主人公、時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないけれど、女性にはよくもてる。
バーで働く年上の女性、桃子さんと付き合い、セックスをし、飲酒もする。しかもそれを、何の抵抗もなく他人に話してしまう。
母親の仁子と祖父の隆一郎は、そんな秀美に理解があるけれど、彼は学校ではどこか居心地の悪さを感じ、先生からは目をつけられている。
不良ではないけれど自分が想像する一般的な高校生像とはかけ離れていて、一見変わった人に見えるけれども、自分をしっかり持っている非常に魅力的な人物である。


若いのにマセているので、高校時代に読んでいたら受ける印象も変わっただろうが、大人になった今、どこかこの主人公に共感している自分がいて、なんだか面白かった。

母親の仁子も、大の男好きで変わった人物像だけれど、息子をひとりの人間として魅力的に育てたい、という教育方針は見習いたい部分も多かった。

また自分に子供が産まれた時に読んだら、今回とは違った見方が出来るだろうか。楽しみにしながら、その時を待つことにした。

レビュー投稿日
2019年10月13日
読了日
2019年10月13日
本棚登録日
2019年10月8日
3
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