少女 (双葉文庫)

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本棚登録 : 12346
レビュー : 1243
著者 :
レフさん  未設定  読み終わった 

2019.5.29 読了

初めて湊かなえ文学に触れました
随分前にも「告白」を松たか子主演の映画で鑑賞しましたが、小説を読んだのは初めて。

まずすっごく読みやすく
伏線を拡げては、回収してスッキリしました

主人公は由紀と敦子の一人称で展開するもので
最初はなんだ、このセルフィッシュで傲慢な考えの女子はって読んでて不快も出てきたが、女子高生という肩書きがあるから、少女達の心理状態が上手くリアルに描写されてるなって思えた、
これが50過ぎた無職男性だとしたら、むなくそ悪い駄作。

由紀も敦子もバラバラな性格と思いづつ、両者共自己満足的な考えを持っていて、最たるは「死体を見たい、死ぬ瞬間を見たい」という共通の命題がでてる
やはりリアルな女子高生であり、一夏の思い出、青春物語って感じました、ミステリーというより。

因果応報ー
この言葉もキーになるが、そうなると、後半は特に、読後感良き小説だな、あれはきっとあーなるなと先が読めるものに感じてしまった…
なぜならば本来、因果応報という言葉は仏教の教えであり、全ての行動は巡りに巡って自分に還ってくる、善悪関係なく。
本作品では因果応報を悪い意味でしか捉えてないので、善き行動も還るということも信じてたら、案の定結局丸く収まったなって印象です
でも最後に遺書を読ませるのは後味が悪いな〜って思った

まー総じて四つ星善き作品です(^^)

レビュー投稿日
2019年5月30日
読了日
2019年5月29日
本棚登録日
2019年3月30日
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