二十億光年の孤独 (集英社文庫)

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本棚登録 : 2583
レビュー : 210
moeさん  未設定  読み終わった 

書かずにはいられなかったのだろう。
好きで好きでしかたなかったり、だれかに評価されたかったわけではなく。

1輪の本当のバラは沈黙しているだがその沈黙は、バラについてのリルケのいかなる詩句にも増して、私を慰める。言葉とは本来そのような貧しさに住むものではないか。バラについてのすべての言葉は、1連の本当のバラの沈黙のためにあるのだ。言葉はバラを指し示し、呼び、我々にバラを思い出させる。それはまた時に我々により深くバラを知らしめ、より深く我々とバラを結ぶ。だが言葉自身は決してバラそのものになることができない。まして、それを超えることができない。言葉はむしろ常に我々をあの本当のバラの沈黙に帰すためにあるのではないだろうか。

レビュー投稿日
2019年11月30日
読了日
2019年11月30日
本棚登録日
2019年11月30日
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