家族という病 (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎 (2015年4月24日発売)
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感想 : 10
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「家族だから、血がつながっているから仲良くしなければならないという考えは幻想だ」
「近くにいるから理解しているようで、実は一番理解できていないのが家族」
という筆者の価値観が、いかにして形成されたかというエッセイ。

エッセイという形を取っているため仕方ないところではあるが、いろいろなエピソードが時系列関係なしに散発的に語られるので話がわかりにくかった。
また、個人の経験を一般化しすぎているように思う。一つの経験談を書いたエッセイがこれだけ売れているということは、きっと共感できる人が多いのかもしれないけれど。

都市への人口移動、核家族化が進む現代日本では、家族観が見直される必要があることには同意できる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月18日
読了日 : 2021年4月18日
本棚登録日 : 2021年4月18日

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