アラサーには懐かしい怪談レストランシリーズ。

たぶん、4冊くらい読んだ。

この本は基本的に短編だけど
最初と最後の話は続きになっている。
短編のほうは相変わらずのTHE・怪談といった趣だが

今作の冒頭に登場する
髪が伸びる人形の過去が戦時中の広島と深い関わりがある。
原爆を投下されたあとの人形の持ち主の女の子の話が
ほんとに、子供向けの本なのかと思うほど悲しいものだった。
原爆の影響で女の子は髪が抜けてしまう。
人形は女の子に髪を分けてあげたいと願う。
女の子が亡くなったあとも
人形は女の子を想い続ける。
そして、様々な人の手に渡る。
人形はやっと理解してくれる持ち主に出会うが…

女の子を想う人形の気持ちが亡くなった女の子に
届いてたらいいのにと切実に願ってしまう。

そして、怪談レストランシリーズの最後の
広島の子供たちの詩。すごく心に残った。

もう、2度と戦争など起こしてはいけない
戦時中の悲惨さ、残酷さを思いしる。

まさか、子供向けの本で…いや
子供向けの本で率直に文章を綴っているからこそ
心に突き刺さるのかもしれない。

子供の頃に1度読んだことがあるけど
大人になった今、読んだら
全然、違った思いがたくさんわき上がってきた。

2019年11月22日

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読書状況 読み終わった [2019年11月22日]

いやー、もこっちはもうリア充じゃないか!

初期の下ネタに走る感じよりも最近はこう…なんというか
頭を使うギャグというか陰キャの繊細な心の描写と
少しのオタク心を持ってないと分からないネタが増えたなー。

お気に入りのシーンはやっぱり
ネモと加藤さんと和田くんの前で
少年雑誌のエロい袋とじをあけることになる場面。
いや、なんでみんな黙って袋とじを開けてるところを
見守ってんだよと突っ込みを入れてしまった。
 
あと、謹慎の話かなあ。
もこっちも二人のりをしてバイクで走り出すようになるのかと…
しかも、吉田さんに卒業旅行の話までしてしまう。
初期のひねくれもこっちからは絶対に出ない発想。

あのボッチだった女の子が友達に囲まれて
少し寂しいけど嬉しいような微妙な親心で見てました。

2019年11月15日

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読書状況 読み終わった [2019年11月15日]
カテゴリ 漫画

32歳にして幼児並の知能しかもたないチャーリーは
知能を向上させる手術をうけた。
確かに知能は上がりもはや天才といえるレベルまで達するのだけど
そのぶん、今まで知ることのなかった人の悪意や
知能が足りないことを笑われていたこと
さらに、母親に冷たく当たられていたことまで思い出してしまう。

研究者に実験動物のように扱われることに対して
反発心を覚えたチャーリーは
実験動物であるネズミのアルジャーノンとともに逃げることにした。

でも、危険性のあるこの手術に後遺症などないわけもなく
彼の知能は元のチャーリーに戻っていく。

チャーリーが教科書をなくしたと教室に入ってきたときに
先生が泣いて教室から逃げ出した場面で涙が自然にこぼれた。


もし彼を笑ったり、嘲ったりする世界ではなかったとしたら
チャーリーは危険性のある手術を受けることまでしただろうか?

確かに、様々な知能を吸収するのは楽しいし
彼にとってもそれが望ましいかもしれないけど

もし、回りがそのままの彼でもいいよと受け入れていれば
また、違った結末があったのではないかと色々考えた。


あと、偏見や差別についても考えさせられた。

私は彼のような人たちに対しては特になにも思うことはなく
それでいいと思ってたけど
彼らのような人たちにはありのままの彼らを
受け入れるそんな存在が必要なのかもしれない。

笑うのはもちろん、自分とは関係ないから見ない、知ることもない
ということも彼らを突き放すことになるのではないかと思わせられた。

最後のページを読んだらわかる。
彼はずっと、優しさ、純粋さ…
知能をさではない人間に最も大切なものをすでに持っていたからだ。

それを、私も持つことができれば
チャーリーのように苦しむ人が減るかもしれないと思った。

どうすればいいか
何が正解なのかずっと考え込んでしまう作品だった。

2019年9月25日

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読書状況 読み終わった [2019年9月25日]
カテゴリ SF

戦争、争いを人間はいつになってもやめられない。

それは、今も昔も変わらない。
ただ、当時の人間はそれを口にしてはいけなかった。
画家だけが(ギリギリ危ないところで)表現できた。

画家だけが、当時の風景を残すことができた。
証人のようなものだ。

美しく、若い少女が処刑されるところをみたいと願う人々のために少女が犠牲になったこと…

戦争で追い詰められ銃で撃たれた人々…

美しい声のためにカストラート(去勢)された男性歌手…

貴族たちのドロドロとした権力争いに巻き込まれ殺害された兵士たち…

飲み物が高騰しミルクよりも安いからと子供にジンを飲ませ
自らもジンに酔いつぶれ狂態をさらす貧民街の大人たち…

この作品では著者の解釈ありきの作品だけどそれでいい。
絵画の見方は人それぞれで答えなどない。

答えはたぶん、今はなき画家たちに聞くしかないだろう。

でも、そんなことは不可能…だから、読み手は考えなければならない。

画家が世界に怒り、苦しみ、不条理を感じた
その思いをキャンバスに思う様ぶつけたその絵画を見て
画家が後世に遺そうとしたその感情を
読み手は解釈しなければいけない。

人の争い、醜さ、残酷さ全てを受け入れるために思考を止めてはいけないのだ。

たぶん、それが過去を偲び、未来を変える
一つの方法でもあると私は思う。

なかなか今回の怖い絵は重かった。

表題作である「死と乙女」という作品も
争いとは関係はないがなかなか怖い…というよりも「かわいそう」な作品。

著者の読み解く絵の解釈は鋭いものがあるので
読んでいて勉強になるし
自分も独自の解釈を考えたくなる。
良い意味でも悪い意味でも好奇心を刺激される作品。

時代を通した色んな怖さを知ることができた一冊。


 

2019年11月13日

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読書状況 読み終わった [2019年11月13日]

まさに、SFホラーファンタジーといった短編集。
もひとつ、つけくわえるなら、ノスタルジック。

少年たちの短い思い出話…
妻を生き返らせた男の謎…
いなか町にいる不思議な絵描き…
家に帰ると大家と言い張る人物が浸入して…
手軽にできるダイエットマシンを開発したつもりが…
テーマパークから養老院へ大冒険…

ド派手なあらすじではないけど
世界が身近なもので構成されてるので
SFだけど、想像しながら読みやすい。
SF初心者におすすめです。

…が、個人的な感想としては
ゾッとするような怖いものばかりかと思いきや
クスッと笑えるブラックユーモアのある話から
幻想的な世界観を描いたホラーなどもあり
色んなジャンルの怖さを楽しめたんだけど
もう少し怖いのを期待してたので…うーん…というところ。

精神的にじわりと怖いものが多いです。

2019年11月11日

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読書状況 読み終わった [2019年11月11日]
カテゴリ SF

こち亀の両さんと著名作家がコラボしたミステリー小説!

「新宿鮫」大沢在昌

「池袋ウエストゲートパーク」石田衣良

「ガリレオ」東野圭吾

「京極堂シリーズ」京極夏彦

「百舌の叫ぶ夜」逢坂剛

柴田よしき、今野敏…

知らない作家がいないのだが…という
そうそうたる、顔ぶれの作家さんが両津勘吉をかいた本作!

特にお気に入りのお話のあらすじを少しだけ

京極夏彦「ぬらりひょんの褌」

寺井と中野ブロードウェイに行った大原部長
昔警官になりたてのころに
アパートでみたぬらりひょんの正体はなんだったのか?という
疑問を寺井と話していると謎のおやじが現れて…

ユニークだけどしっかり謎解きをしている楽しい話。


東野圭吾「目指せ乱歩賞!」

両さんが賞金目当てにミステリーをかく!?

金が絡んだら持ち前の力を発揮する
両さんが描かれていて
原作者、秋本治もこんな話かいてたんじゃないかな?と
錯覚してしまった。


他にも逢坂剛の描く麗子はセクシーだし

石田衣良の両さんはハードボイルド。
しかも、「池袋ウエストゲートパーク」のまことと
一緒に共演までしている!

とにかく、作家さんによって描くこち亀キャラクターが
違うので、それぞれの個性があって面白い。

ただ、面白いのはやはり
どの作家さんも両さんを金にがめつく、人情深く描いているところ。
やっぱりそこは、一致するんだなー。

短編集になってるから一話、一話は短いけど
読みごたえは抜群でした!

2019年11月12日

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読書状況 読み終わった [2019年11月12日]
カテゴリ 新本格

谷崎潤一郎のフェティシズムをテーマにした短編集。

時には残酷に時にはマゾになる登場人物たちが魅力的。
この作品を読んでいるとサドとマゾは表裏一体なのだなと思わせられる。

そして、女性の体の「そんなところまでみているのか」と逆に感心させられてしまうほどの執拗な描写は谷崎のこだわりを感じさせられる。

やらしいのにやらしく感じさせないのが素晴らしい。

特に、「富美子の足」などは足の描写だけでよく、こんなにもページをさけたな!と思えるほど
谷崎が足フェチを炸裂させている。

登場する女性たちもみんな無自覚小悪魔といった感じで「ふーん、なるほど谷崎はこんなタイプが好きなのか」
とニヤリとしながら読んだ。

一言でフェチって言っても、そんな浅い世界じゃないんだぞ!と
谷崎にえんえんと語られているような錯覚に陥ってしまうそんな作品。

2019年11月9日

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読書状況 読み終わった [2019年11月9日]

宮沢賢治のお父さん政次郎視点からみた賢治の生涯を描いた作品。
病弱な賢治を看病し、進学すると「ちゃんとやっていけるだろうか…」「怪我しないだろうか」と優しく見守る父の姿に涙が出る。
作品に宮沢賢治の詩が登場するのもファンには嬉しい。

明治の教育問題や学校制度など時代背景も詳しく知ることができるので面白い。

岩手の自然に囲まれて育った環境があったから宮沢賢治はあの不思議な世界観の童話や詩がかけたんだなとよく分かる。

あの時代に新しい考え方を持った父に育てられた宮沢賢治。
宮沢賢治は優しいというイメージがあったのですが意外にも頑固な一面もあったんだな。

そして、厳しく見せながらも心の中では賢治の頼りなさにハラハラしっぱなしの
政次郎の姿は微笑ましいし、なんだかんだで賢治をメチャクチャかわいがっている。

宮沢賢治のことがよく知ることができる今年に入って読んだ本の中で1番の作品でした。

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読書状況 読み終わった

美少女の喉にハサミを突き立て殺すという残虐な手口で世を騒がす連続殺人犯「ハサミ男」

ハサミ男は新たなターゲット樽宮由紀子を見つけて、彼女の下調べをするが
彼女は自分以外の誰かに殺害された。
喉にハサミを突き立てられて…。

ハサミ男は彼女を殺害し、さらに自分の手口を真似た真犯人を探しだすことを決意する。

しかし、思いっきり騙されたんだけど、それがまた気持ちいい。

序盤はゆっくりと進んでいくけれど中盤からの加速がすごい。
そして後半の嘘に嘘を塗り重ねるようなたたみかけ…作者が仕掛けたいくつもの罠にかけられていくような気分になる。

久しぶりに読みごたえのあるミステリーを堪能できて嬉しかったです。

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読書状況 読み終わった

伊良部総合病院の地下にひっそりと存在する伊良部神経科。

そこには様々な悩みを持った患者が来院する。
医師の伊良部はそんな患者達を優しく見守り、必要とあらば薬を出し、時には励ま…さない!

注射フェチでマザコン、患者たちの症状を面白そうに時にはプライベートすぎる事までゴシップのように聴いちゃう
伊良部はそんな変人医師だ。

治療らしいことといえばただ、患者と一緒に同じ事をして「遊ぶ」だけ…しかし患者からすると無理矢理に伊良部が首を突っ込んでくるだけの形になって迷惑なのだが…自由奔放、子供のように回りなど気にしない大人気ない、そんな伊良部に巻き込まれる患者たちはある種「ええい、しょうがねーやつだな」と開き直った「伊良部の保護者状態」になってしまい、薬を処方するまでもなくなぜかたちどころに完治してしまう。

これは多分あれだ。
繊細ゆえ病に罹る神経科患者達と鈍感で人の心にズケズケ入ってくる伊良部はいわば対極の存在。患者からすると回りからどう思われてもやりたいからやるスタンスの伊良部が鮮烈に移るのではないだろうか?

患者を巻き込んで好き放題やる伊良部の行為は一つのことに囚われ苦しみがちな神経患者達の気を逸らすための一種のショック療法だと思う。(伊良部は計算でやってるのか、天然か分からないけど)

しかし、精神をすり減らしがちな現代にこんな神経科医が増えたら最高じゃないだろうか?

とにかく笑えるシーンが満載。

神経症、強迫性障害…などなど色んな病の患者が来るのだけど
この人達は自分を抑えて、生真面目に回りに合わせて生きてるから苦しんでるんだな。
だから、伊良部のじゃっかん、めちゃくちゃな行為も、世間なんか気にせずにこれくらいやっちゃってもいいんだよ!案外大丈夫なんだよ!と身を持って教えてくれてるようでなんだか、読了後はこちらまで気持ちが晴れやかになる。

心が疲れた時に読む処方箋だ。

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読書状況 読み終わった

神経科医、伊良部シリーズ2作目。
今日も伊良部神経科には様々な患者がやってくる。

飛べなくなったサーカス団員
尖端恐怖症のヤクザさん
ヅラを見ると剥ぎ取りたくなる医師
投げられなくなった野球選手
吐き気がする女性作家

彼らは過去の記憶や潜在意識から不可思議な症状に見舞われるのだが
伊良部のあっけらかんとした生き方や
なんにも考えず子供のように自由におバカに生きる姿を見て
少々の迷惑を感じながらも肩に乗せた重荷を軽くして明日へ向かっていく。

自分で、あれはだめ、これはだめ、もういい大人なんだからと
決めつけて自分を抑えずに
伊良部のように全力で馬鹿げたことをして自分を開放して
面白おかしく生きるのが1番いいのかもしれない。

誰かと同じようにしないと…と、思ったり
まわりの目を気にする…なーんて伊良部にはどうでもいいことなんだろうなあ。
この作品を読むと力が良い意味で抜けていきます。

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読書状況 読み終わった

「黒髪の乙女」に想いを寄せる「先輩」
直接アプローチをする勇気がないので彼女の行く先をひたすら追いまくる。

夜の先斗町…古本市…学園祭…
彼女の行く先々に先輩あり。
しかし、彼女を追い求めて行く場所でいつも珍妙な事件に巻き込まれる。
現実と非現実の境をフワフワ漂う恋愛ファンタジー。
さあ、先輩は黒髪の乙女に想いを伝えられるのか?

とにかく登場するキャラクターたちが個性的で引き込まれる。

また、独特な文章や造語など
作者の語彙力は無限なのではないか?と
貧困な語彙力しか持たない私はあっけにとられた。

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読書状況 読み終わった

ハーモニー…この小説の世界観はなんともいえない気味の悪さを感じる。

さこの世界は大災厄が起こったあとの日本の話だ。
二度と悲劇を繰り返さないように人々は平和な世界の実現を目指した。

子供はリソースとして社会に存在し
大人になるとwatchmeという機械を体に埋め込まれる。

「あなたは残酷なものを見ました。セラピーを受けてください」
「体重が一キロ増えました」「この食事は塩分が…」
などなど、人々の体を1から10まで管理してくれるので
人々は病気から解放された。

おまけに人の健康状態や個人情報まで知ることができる。
つまり、犯罪を犯せばすぐに知られることになる。
その前に人々は平和な世界で善意に包まれて生きているので犯罪すらない。

そのお陰で、この世界は平和になった。

しかし、優しさで窮屈なこの世界で 
平和を憎んでいたミァハという少女がいた。
彼女もこの世界では重要な資源だ。

物語の主人公トァンとキアンと共に
このきれいな世界を汚すために自殺という形で
抗議することにした。
リソースである自分を殺すことで社会に
痛手を負わせようとするというお話。

この小説…特に序盤は読んでて謎の窮屈さに見舞われました。

ちょうど「規制」「嫌煙」「悪影響」などと
ヒステリックにがなりたてる人々を見たときのような
居心地の悪さににている。

人間には少しの毒も必要なのだ。

それを一切、取り除いたら
人はどうなるだろう?本当に平和になるのだろうか?
そう考えさせられた。

ちなみに、この物語は自殺に失敗し大人になったトァンが主人公。
前作の「虐殺器官」がハードボイルド系統だとすると
「ハーモニー」は少しミステリー風味で楽しむことができました。

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読書状況 読み終わった

そして、AIの強み。AIは単純計算は大の得意。
将来、ホワイトカラーといわれる銀行やパソコン作業などの職業は
10年後にはAIにとって変わられてしまいなくなってしまうということ。
すると、残るのはメンタル関係や介護員など、人と関わる職業だけが取り残されるが
それらの仕事さえ読解力のない人たちができるだろうか?という、問題定義本である。要するに、話の深いところまで理解できず
表面しかとらえられないような印象を受けとることができないということなのだろう。

確かにこれでは、複雑な人との仕事などは不可能かもしれないと
少し怖くなってしまった本でもある。

小学校にプログラミング授業を導入だと話題にもなっているが
それよりも、読解力を身につけさせないと
AI並の読解力しかない人間になってしまうのではと著者も危惧している。

AIがとって替わり、人と関わる仕事だけが残されたのに
それすらできないという、未来がきそうでやや心配だ。

2019年11月9日

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読書状況 読み終わった [2019年11月9日]

現代日本で出版したら発禁になりそうな作品。

この物語の主人公はハンバート。

彼は12〜15歳の女の子を「ニンフェット」と呼び愛する、現代でいうところのロリコン。

ハンバートはある未亡人の娘ドロレス(ロー)という13才の少女に出会い一方的な想いを寄せる。
そして、ある事件が起きてハンバートはローを手に入れたかのように見えたが…。

少女の体の描写が細密すぎて、少女愛が強すぎて
ハンバートへのキモさが半端ないけど全く知らない世界を知ることができた抜群に面白い一冊。

ただし、官能かと思いきや、ロードノベルのようにもなるし
ミステリータッチにもなる…作風が変幻自在に変わるのでジャンル分けができない作品だ。

序盤は少女のローが好きだと言い張り必要以上に干渉するハンバートに振り回されるローがかわいそうだったけどローも負けず劣らずの無自覚な小悪魔ぶり
自分の秘めた武器に気付いた後の傍若無人ぶりはまるで「痴人の愛」のナオミだ。
従うだけの存在だったがその魅力を開花させてからのローのハンバートへの反逆は
ハンバートがかわいそうになるほどだった。

けれども、自分勝手なハンバートが最後にやった「ある事」はローへの真実の愛だと思う。

ハンバートの拘りや複雑な思考回路を考慮すると「ロリコン」と簡単に片付けるのは浅はかだと思わされた。
こういう、作品はほとんど読まないけど読んでよかった…と思う。

2018年9月12日

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読書状況 読み終わった [2018年9月12日]
カテゴリ 文学

きーちゃん、あんたほんとにこわいよー。

もこっちのことを犬だと思ってるのはひどすぎる。

でも、もこっちもそれを越えるほどのくずさ加減なので
この二人は案外、うまくやっていけるかもなあ。

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ワタモテのアンソロジー。

色んな作家さんが描くもこっちが楽しめる
なんだか、どの作家さんももこっちのキャラクターをちゃんと掴んでて
もしや、作家さんも、もこっちと同類なのでは?と思ったほどだった。

作者、谷川ニコの描き下ろし漫画の夢の中のきーちゃんがメチャクチャ怖かった。

2018年9月11日

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読書状況 読み終わった [2018年9月11日]
カテゴリ 漫画
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表紙!買いにくいわ!

食堂でやり取りをする
黒木姉弟とこみさんとあかりちゃん。

この三人のやり取りがきれいにすれ違ってて面白い。
そして、あかりちゃんのあのセリフで「あぁ」ってなった
なんで、そんなアホなことを言ってしまうのか…好かれる努力の方向が違うだろ!
まあ、なんだかんだでこの話はお気に入り。

2018年9月12日

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読書状況 読み終わった [2018年9月12日]
カテゴリ 漫画
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何かが動き出した…と思う今巻。

なんの、接点もなかったはずの
リア充グループのネモがもこっちと絡むのは意外だった。
いつも、ニコニコしているだけのモブキャラくらいにしか思ってなかったのに
この巻はネモの怖さを感じた。

これから、もこっちとどうなっていくのか期待。

2018年9月12日

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読書状況 読み終わった [2018年9月12日]
カテゴリ 漫画
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神巻といっても間違いないんじゃないか?

卒業する今江さんの前でモジモジするもこっち
そのもこっちを引きずって今江さんのところに連れて行く吉田さん。

そして、あの3巻を思い出させる名場面。

帰りの道で静かに泣くもこっちの後ろ姿。

もこっちがここまで自分を省みたのって今回が初めてな気がする。
そせて、もこっちも3年生、これから何が起こるかワクワクする。

2018年9月11日

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読書状況 読み終わった [2018年9月11日]
カテゴリ 漫画
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読み終わったあと、やはり谷川ニコはすごいと思った。

まず、一巻の頃はあんなにコミュ障ぼっちだったもこっちが
友達に囲まれているこの表紙で泣きそうになった。

今回はネズミーランドに遠足に行くお話だったけど
ネモと岡田さん、南さんとまこちゃん、吉田さんとヤンキー2人の三者三様のドラマが繰り広げられていた。

あ、忘れてたウッチーも。

むしろ、今回はもこっちが脇役みたいに感じたかな?

それにしても、本当に女の子同士の友達のあの
微妙な感じがよく書けてるな…といつも思う。
ゆりちゃんのヤキモチとか、南さんの悪口でしかコミュニケーションとれないところとか。

あと、ネズミーの花火をみて「楽しかったな」というもこっちは
なんか、2巻の花火を見ながらのラブホ覗きを思い出して何か感慨深いものがあった。

2018年9月11日

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読書状況 読み終わった [2018年9月11日]
カテゴリ 漫画
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