異次元の館の殺人

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本棚登録 : 142
レビュー : 34
著者 :
はろーすみすさん 2014年 読了本   読み終わった 

量子加速器の暴走により分裂してしまった世界でトライ&エラーを繰り返し、事件の真相に肉薄するSFミステリ。近頃流行りのループものとパラレルワールドを題材にしているわりに、緻密で繊細な洗練されたSFというよりどこか懐かしい空想科学小説といった風合いは作者の原体験に依るからでしょうか。分裂したセカイの修復に呼応するかのように推理が収斂され真相を形作っていく構造は驚きではあるものの、多重解決のひとつひとつが基本的な内容ばかりで要のトリックもさほど新鮮でないために、試み自体の斬新さのわりに相当地味めな作品に終わっています。うーん、やっていることは凄いんだけどなぁ……。

レビュー投稿日
2014年11月24日
読了日
2014年11月8日
本棚登録日
2014年11月8日
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