面白かったー!よい本買った!
私は西加奈子が大好きなので、西さん目当てで買ったんだけども、せきしろさんもイイ…
短歌ってコピーに似てて、限られた文字で心の深いところをくすぐったり、忘れてた過去の1シーンを思い出したり、言葉にならない気持ちを浮かび上がらせたり、すごい好きだなって思った。やっぱり言葉が好きだって改めて思った。
せきしろが、対談の無骨で雑な感じと裏腹にすごく繊細な歌を詠んでびっくりしたり。
西加奈子は、うーんなんかわざとらしいなぁー、ってのもいくつかあったけど、たまに驚くほど力強いハッとするようなのを詠んでいて、やっぱ好き…と思った。
以下、好きな歌
分かってる同じ文面分かってる分かってる分か 年賀状きた 西加奈子
鬼のままチャイムが鳴った鬼ごっこ 再開されず今でも鬼で せきしろ
携帯の電源を切る人生の始まり ずっと圏外で行け 西加奈子
祖母が縫うボタンが頼りなく揺れている それでも褒める昔褒められたように せきしろ
好きな花 聞かれてあの娘迷わずに かすみ草って答えはってん! 西加奈子
いつもそこに白い肌の人がいて触れる前には手を洗うんだ せきしろ
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月2日
- 読了日 : 2020年8月1日
- 本棚登録日 : 2020年8月1日
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