魔術

著者 :
  • 青空文庫 (1998年12月8日発売)
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感想 : 10
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欲を捨てることができるか、と聞かれたら何と答えるだろうか。この世に欲のない人間などいるのだろうか。
この本の著者である芥川龍之介は誰もが知っている有名小説家である。教訓めいた内容のものが多いが、短編小説であるため読みやすく、教科書にも載っている。芥川龍之介の作品の特徴は、人間の暗く醜い部分を書いているところだ。この本にもその特徴は顕著に現れている。
題名にもある"魔術"をめぐって、人間のエゴイズムを感じられる作品だ。また、芥川龍之介は『蜘蛛の糸』と同様に、この作品を児童向けに書いている。そのため、子どもにはもちろん読んで欲しいが、大人になってからでも、何か心に刺さり、どうしようもない気持ちになってずっと考えてしまうような、忘れられない作品になるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年10月28日

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