注)ネタバレを含んでいるので、知りたくない人は読まないで下さい。
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これは面白い!!
『方舟』好きには納得の作品!!ヽ(*゚∀゚*)ノ
孤島の島。
ミステリには理想的な設定。
ですが、他のミステリとはひと味違う。
『逆転の発想』が素晴らしいと思った。
連絡手段は、あるのだ笑
スマホの電波は問題なく届いている。
ただ『してはいけない』と言われているのだ。
殺人犯によって『十の戒律』が記された紙が発見される。
『十戒』によって行動を制限され、守られないと島内に仕掛けられた爆弾が爆発する—。
いやぁ〜、面白かった。
真犯人はね、うっすら予想通りだったのですが、最終ページにまさかの真相!
そこまでは気づかなかったぁ〜߹ㅁ߹)ウレシイ♡
『十戒』で皆を操る(神)犯人発想がとにかく素敵!!
犯人を神に関連させて、十戒と掛けてる。
『方舟』との関連もきちんとされている。
自分が起こした殺人の後始末を『戒律』でしばり、皆にやらせる…。
別荘に閉じ込める戒律とか…思いつかんて…すごいわ(^▽^;)
トリックを推理する必要がないミステリなんて、新鮮…!
無人島…
密室…
疑心暗鬼…
典型的なミステリのパターンをきちんと踏まえてしかも逆パターンの発想を用いる…。
思考停止で従えって…すごいよ。
好きだわ〜♡
足跡トリックも無理なく解決している…。
…ラスト真相を知った時、そう思わせる為の仕込みかぁ〜って、びっくり。
私の足りない脳では絶対に考えつかないよ…(-_-;)
あれだけの細かい戒律を短時間で思いつくのは、最初に提示された犯人にはできなそうだな…なんかこの後も真犯人出そうだな…と警戒してしまった。案の定でした。そこは少し残念。
根拠はないが、なんかこいつが犯人な気がする…って思わせる文体をしていて、ただ、それを裏切って欲しいと思ってしまう自分がいた。
この小説って、他人の感情を語り手が断定して言うことが多いんだよなぁ…。
『方舟』の時もそうだったけど…。
描き方の特徴なんだろうな。
そのことによって、語り手が解釈したイメージに引っ張られて話が進んでいっている。
疑問のまま終わらせないで、こうなのだろうと決めつける…。
だから、読んでいる自分も、思考がそっちに傾いてしまう(^▽^;)
でもでも!!
ラストのラストに、犯人の真の正体が分かって大興奮!!
一気にこの作品の評価が爆上げしましたヽ(´▽`)ノ♡
大満足!!!
面白くてどんどん読めちゃいました!!
『方舟シリーズ』でいいのかな…(・_・;
でもそれって、絶対ネタバレワードだから言わないけど。
3作目はもうこのパターン、使えない気がする( ≖ᴗ≖)ニヤッ
この感想は「ネタバレ」で非表示にして、投稿することにする。
- 感想投稿日 : 2023年8月14日
- 読了日 : 2023年8月14日
- 本棚登録日 : 2023年8月14日
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